矯正治療で抑うつリスクを軽減!?

皆さんは「8020」という言葉をご存知ですか?

これは、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という意味を持つ言葉です。

1989年以降、厚労省と日本歯科医師会が8020の達成率の向上を目的に、8020運動を推奨しています。

高齢者になっても20本以上歯を残すのは、健康上非常に有意義なことなのです。

 

歯がないと抑うつリスクが1.3倍!?

今月上旬、神奈川歯科大学の研究で、高齢者で歯が全くない人は20本以上ある人に比べて抑うつになるリスクが1.28倍と高くなると発表されました。

この研究は、65歳以上の高齢者1万4000人ほどをを対象にして、歯や口の健康と精神的な健康の関係を調べたもの。

その結果、「歯が全くない人」は、「歯が20本以上ある人」に比べて1.28倍、気分が落ち込む抑うつ状態になるリスクが高くなることが分かった。

また、「半年前と比べ、固いものが食べにくくなったと感じている人」は「そうでない人」に比べて抑うつの状態になるリスクが1.24倍高いことがわかったという。

おそらくは楽しく食事ができる、咀嚼できるかみ合わせであることが、抑うつリスクを抑えているのではないでしょうか。

 

認知症リスクは1.9倍!!

それだけではありません。

神奈川歯科大学の2012年の発表で、65歳以上の高齢者4000人以上を対象に調査した結果、残っている歯の数が20本以上ある人と比べ、19本以下で入れ歯も入れていない人の認知症リスクは1.9倍。

また、よく噛んで食べることができる人に対し、あまり噛めない人の認知症リスクは、1.5倍と高くなっています。

 

医療費までかかってしまう!?

以前、香川県などの歯科医師会が歯の本数と医療費との関係について調査しました。

その結果、歯の本数が少ない人ほど医療費が大きい傾向にあることが判明しました。

 歯が20本以上残っている人と歯がない人を比べると、約1.7倍医療費がかかっているそうです。

その差額、21万円です。

矯正 20万円

 

矯正治療で歯を残す。

矯正治療をすることで、歯磨きしやすい環境が作られ、結果として歯を残しやすくなるというのは以前から言われていること。

その逆で、八重歯を放置すると歯が保てなくなるのは、なぜみかけない?八重歯のおばあちゃんの謎。のブログでお伝えした通りです。

抑うつリスクに認知症リスク、高い医療費。

そう考えると、矯正治療には治療費以上の価値があるかもしれませんね。

 

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