アメリカでの歯列矯正事情について(その1)

では歯科矯正治療事情はどのようになっているのでしょうか。
目次
きれいな歯並びに対する意識。
自由の国アメリカでは、美しい歯並びはとても大事なステイタスとしてとらえられています。
なぜならアメリカでは、”スマイル”はコミュニケーションの第一歩。
素敵なスマイルは心身ともに成熟しているというサインであり、美しいスマイルを作る為に必要な矯正治療への意識がとても高いのです。
矯正治療は教養の一環
アメリカでは、矯正治療は学校での教育と同じような感覚で行われるようです。
歯並びが悪く矯正治療もしていないと、その家の教養がなっていない、あるいは育ちが悪いとみなされてしまいます。
そのため社会に出てから歯並びのせいで苦労することのないようにと、各家庭では子どものうちに矯正治療を進めていきます。
子供に矯正歯科治療を受けさせることは親の大切な務めであり、教養ある家庭では当たり前のことなのです。
社会的地位にも関係!?
アメリカでは歯と富が深く関係していると言われています。
教養がないとみられると出世にも響き、結果として社会的地位にも関わってくるようです。
ちなみにアメリカでの出世できない人の条件として
1位:喫煙者
2位:過度の肥満 に続き、
3位:歯並びが悪い
という調査結果もあるほどです。
矯正治療はうれしい!楽しい!大好き!
そんなアメリカですから、子どもも「矯正治療をして素敵な笑顔を手に入れるのは、大人になるための大事な一歩」だと考えています。
当然恥ずかしがることもなく、喜んで治療を受けています。
また子供達にとって矯正装置はファッションでもあります。
季節や行事に合わせて装置につけるゴムをカラフルにして楽しんでいます。
もちろん矯正装置を冷やかす、なんてことはありません。
意外!?裏側矯正は…
矯正治療の先進国といわれるアメリカですが、裏側矯正に関してはまったくと言っていいほど人気がありません。
それもそうですよね。矯正治療はひとつのステイタス。
わざわざ隠す必要がないのですから。