歯列矯正の期間をのばす喫煙習慣。今話題のアイコスの場合はどうなの?

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今、加熱式たばこが人気

加熱式たばこってご存知ですか?

今は人気で購入するのも一苦労のようです。

そんな加熱式たばこの中でも、2015年に発売されたIQOS(アイコス)がかなりの人気を博しています。

 

IQOS(アイコス)とは

一般的な使い捨ての紙で巻いたたばこと異なり、タバコ葉をペースト状に加工した専用ヒートスティックを使用します。

このスティックを燃やさずに加熱することで蒸気を発生させ、ニコチンなどを吸引します。

何かきっかけでアイコスの人気が出たの?

実は2013年には日本たばこ産業(JT)が別の加熱式たばこ『プルーム』を発売していました。

アイコスはそれから遅れること2年、フィリップ・モリス社が2015年に販売を開始しました。

その後テレビ番組『アメトーーク』の『アイコス芸人』でIQOSが取り上げられたことから加熱式たばこ分野での人気を不動のものとしました。

 

一般的なたばこ(紙巻きたばこ)と加熱式たばこの違い

IQOSは電気加熱式なので、火を使いません。

そのため煙も出ないし灰も出ません。

その代わり多少の水蒸気がでます。

煙草を吸わない人が懸念する副流煙の心配もなく、さらに有害物質が90%低減されているのに、それでいて、「たばこ感」があるのでIQOSに移行する方も多いようです。

 

加熱式たばこの健康への影響は?

IQOSを販売しているフィリップ・モリス社は、IQOSは火をつけて使う一般的な紙巻きたばこと比べて、燃焼により発生するタールや、一酸化炭素、アンモニア化合物といった有害成分を約90パーセントカットし、発がん物質の吸入、歯や壁の着色汚れなどが低減されているとしています。

しかし、IQOSが健康リスクを低減することを示した独立の信頼できるデータは2017年7月時点で存在しないようです。

出典:Wikipedia

IQOS(アイコス)の矯正中の歯への影響は?

IQOS(アイコス)は紙巻きたばこが燃焼する時に必要なタールを95%カットしていますが、

ニコチンは紙巻きタバコの85%含んでいます。

ニコチンの含有量に大差はないので、IQOS(アイコス)は紙巻きタバコと同じように矯正中の歯に悪影響を及ぼします。

以前、矯正治療中の喫煙リスクについても書きましたが、ニコチンには血管収縮を引き起こす作用があります。

歯が動く際に歯根に力がかかることで代謝を活発にしますが、血管が収縮して細くなっていると、代謝のスピードが遅くなります。=歯の動くスピードが遅くなります。

つまり、IQOS(アイコス)も喫煙していれば矯正治療が長期化してしまうのです。

 

矯正治療を考えている、喫煙中の方!!

紙タバコをIQOS(アイコス)に移行することで、副流煙やタールによる健康被害は減少することができます。

しかし、ニコチンの摂取をやめるためにはIQOS(アイコス)では禁煙効果はありません。

また、健康影響への明確なデータがないところが現在の状況です。

矯正ライフを短くスムーズに進めるためにも、健康のためにも、、、、

禁煙やニコチンの入っていない電子タバコへの切り替え・・・

考えてみませんか??

 

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