注意!「セラミック矯正」は歯科矯正治療とは別物!

目次

『セラミック矯正』という言葉をご存知ですか?

セラミック矯正とは、

歯並びを改善したい歯やその隣の歯を削って、歯にセラミックのかぶせ物をする

ことで歯の並びを揃え、形を整える治療のことです。

セラミック矯正治療例

ただし「矯正」という言葉こそついていますが、歯を動かして歯並びかみ合わせを整える「歯列矯正」とは全くの別物です。

混同して考えている人も多いのですが危険・要注意、なのです。

 

何で間違えやすいの?

歯列矯正の中で代表的な装置であるマルチブラケット装置。

この一本ずつの歯についている装置を『ブラケット』といいます。

この装置にはいろいろな材質のものがあり、その一つがセラミックなのです。

つまり、このブラケットを用いると『セラミック製のブラケットを使用した歯列矯正』になるのです。

これが『セラミック矯正』を歯列矯正と勘違いしてしまう原因なのです。

 

 

メリットは?

治療途中の段階で仮歯を装着するため、将来的な歯の並びを早い段階で確認することができるところが多いようです(※クリニックによって異なります)。
また、ワイヤーによる歯列矯正が平均2年以上かかるのに対し、セラミック矯正は数カ月、早ければ2カ月以内で完了します。

 

デメリットは?

必ず歯を削ります。
状況によっては歯の神経をとったり、抜歯をする可能性も。

これはセラミックを被せる前に歯を削った段階(あくまで一例です)。

 

ここで気を付けてもらいたいのが、神経を抜いた歯は将来的にもたなくなり、抜いてしまう可能性が高くなってしまうということです。

また、かぶせものはいずれ合わなくなってしまうため定期的(10年くらい毎が多いようです)に作り直しが必要で、都度金額がかかってしまいます。

つまり、場合によっては費用が歯列矯正よりも高くつくのです。

 

いかがでしたか?

セラミック矯正と歯列矯正、実はこんなにも治療方法が違うのです!!

違う、そうじゃない!のです。笑

このサイトをご覧のみなさんなら、どちらの治療方法が良いのか、きっとおわかりですよね???

(もちろん個人の事情もありますので一概には言えませんが)

 

矯正ライフ編集部は、本当に良い矯正治療を選択されるよう願っています。

 

 

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