マルチブラケット装置で矯正治療している時の歯磨きの方法は?

目次

「治療中に一番大切なこと」といえば…?

矯正ライフで最も大切なことは、やはり「歯磨き」ではないでしょうか。

そこで今回は、矯正装置の中でももっとも代表的なマルチブラケット装置での治療中における、歯磨きの仕方についてお話しします。

治療中の歯磨きは○○と○○の併用がオススメ!!

矯正治療中は、装置のまわり、装置と装置の間、ワイヤーの下に食べたものがはさまりやすくなり、いままで通りの歯磨きでは落とせない汚れがたくさんあります。

放っておくと、虫歯や歯周病になり、大変なことに。。。

そのため、一般的な3列ブラシと、タフトブラシの併用がお勧めです!!!

tuft

このような形の歯ブラシ、ご覧になったことはありますか?

タフトブラシといって、3列の歯ブラシでは落とせない汚れを落とすのに最適です!!

ヘッドがとても小さいので、装置の間や、磨きにくい裏側、奥歯のブラッシングはこれで磨くとスッキリ!!!

メインの清掃用具、、実はタフトブラシ。

毎日のブラッシングは全体的にタフトブラシで磨いた後に、いつもの3列の歯ブラシで磨きましょう!

『3列の歯ブラシで磨いてから、タフトブラシで仕上げるんじゃないの?』

と思う方もいるかもしれません。

 

今まで日本の歯医者さんではその指導方法が主流でした。

しかし、タフトブラシで磨きにくいところを磨く→3列ブラシで仕上げる

この手順の方が、より汚れは落ち、虫歯にもなりにくいという結果がスウェーデンで明らかになっています。

特に矯正治療中の方は、装置の周りをまずタフトブラシで磨く→全体を3列ブラシで磨いて仕上げるという手順がベストです!

3列ブラシだけでは、装置の周り、ワイヤーの下の汚れにはなかなか届きません。

 

裏側矯正の場合も同様に、まずはタフトブラシで装置の周りを念入りに磨きます。

裏側は特に装置と歯肉の距離が近く、汚れがたまると歯肉炎をおこしやすいですので、しっかり磨きましょう。

また、3列ブラシで磨くときはフッ素入りの歯磨き粉の利用をお勧めします!

タフトブラシで磨くときは、汚れのついている場所を確認するために、歯磨き粉なしで磨きましょう。

 

ブラッシングをする時間も、矯正治療中は普段の倍以上かける必要がありますが、歯並びがきれいになっても、虫歯だらけではもったいないですよね。

 

タフトブラシで時間をかけて装置の周りをしっかり磨く!!

外出の際も、タフトブラシだけでも持ち歩くのがおすすめです。

フロスは使っていいの?

前述のとおり、矯正装置がつくと歯の間に汚れがたまり、とれにくくなります。

そこで、デンタルフロスを使っていいの?という質問をネット上でもよくみかけます。

答えは、使ってOKです!

ただ、矯正中のフロスの使い方にはコツがいるので、担当の先生や歯科衛生士さんにも一応確認してみましょう。

装置がついている時のフロスは・・・

まず、ワイヤーの下にフロスを通します。

出典:ティースマイル矯正歯科

そのあと、歯と歯の間にフロスを通し、左右に沿わせながら歯肉の汚れをかき出します。

出典:ティースマイル矯正歯科

歯と歯を結ぶようにゴムがかかっていたり、針金で結んでいることもあるので、その際は無理に入れずにタフトブラシでしっかりと汚れを取ることをお勧めします。

 

矯正治療中の方がフロスを通しやすいグッズもいくつかあるので、使いやすいものを探してみるのもいいですね。

・フロススレッダー(裁縫の糸通しのようなもので、フロスを通しやすくするものです)

フロスにもいろいろな種類があり、ホルダーつきもあるので、つかってみてくださいね。

出典:横関矯正歯科

矯正経験者のたんぽぽ川村さんも。

先日、矯正ライフの記事にも載せたたんぽぽの川村さんですが、矯正治療中はバッグの中に歯ブラシ数種類、歯磨き粉、洗口液をいつもバッグにいれて持ち歩いていたとブログにのせていました!

川村エミコ オフィシャルブログ

自分のお気に入りの歯磨き粉や歯ブラシを見つけると、歯磨きも楽しくなりそうですよね!

矯正ライフは歯磨きをマスターすることが一番のカギになるかもしれません。