子どもの受け口を治す、上顎前方牽引装置とは。

出典:conversationsabouther.net

子どもの矯正治療専用の装置

目的が異なる、大人の矯正治療と子どもの矯正治療。

大人の矯正治療の場合、顎の成長が終了しているので単純に歯を動かすことできれいな歯並びかみ合わせを作り上げます。

ところが子どもの矯正治療の場合、顎の骨は成長中。そのため顎の成長の量や方向を誘導することで上下の顎のバランスを整えることがメインの治療になります。

今回紹介する上顎前方牽引装置は、上あごが小さく後ろに引っ込んでいる場合に用いられる装置です。

 

上あごの成長

上あごの骨は、頭の骨とつながっているので脳の発育とともに成長します。

下の、成長に関するグラフで言うと、

神経系=脳、一般型=体となり、上あごは脳の成長に近く早めに成長し、下あごは体の成長に近く遅めに成長します。

つまりいったん受け口になった場合、その後は下あごの成長が大きいため

めったなことでは自然と良い噛み合わせにはならない、という事なのです。

また、早めに治療しないと上あごの成長が終了してしまい上顎前方牽引装置の効果が得られなくなってしまうという事なのです。

 

大まかにいうと、10歳ごろに上あごの成長は終了してしまうのです。

という事は、装置を使い始めるのは遅くても9歳ごろ、でしょうか。

 

上顎前方牽引装置とは

おでこと顎先を支点にしたマスクを用います。

出典:ロッキーマウンテンモリタカタログ

また、口の中に輪ゴムをひっかけるフックのついた装置を上あごにつけます。

参照:ドルフィンより

そして、そのマスクと装置の間に輪ゴムをかけることによって上あごを前方に引っ張るのです。

それを毎日使用し続けることによって、上あごの前方への成長が促されるのです。

 

使用する時間は

推奨する時間はクリニックによって異なります。多くは睡眠時間中が使用時間となります。

 

使用する期間は

状況によって大きく異なりますが、年単位の使用になります。

 

上顎前方牽引装置を使用していたハリウッド女優

なんと以前、ハリウッド女優さんが装置を付けていた写真があります。

ダコタ・ファニングさんです。

7歳のころにはスクリーンデビューを果たした子役上がりの女優さんで、11歳のころにはアメリカの雑誌で「アメリカ最強の女優」に選ばれたほどです。

代表作には『アイ・アム・サム』や『宇宙戦争』、『シャーロットのおくりもの』がある、といえば思い出す方も多いのではないでしょうか。

『宇宙戦争』より

『シャーロットのおくりもの』より

装置を付けている画像がこちら

 

やはり矯正治療に対してポジティブなアメリカだけありますね。

日本でこの装置を付けた有名人はお目にかかったことがありません。

上の前歯にはブラケットをつけたままでにっこり。

ステキです!!

 

早めに矯正相談を!!

受け口のお子様をお持ちのお母さまは、早めに矯正専門のクリニックに相談してみてくださいね。

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