矯正治療をスムーズに進めるためにとっても大事!!MFTってなに??

目次
突然ですが質問です!
矯正ライフを見て下さっている皆さん。
質問です!!
・今、舌の先はどこにありますか??
・お口はポカンと開いていませんか?
・普段、鼻で呼吸はできていますか??
一体何?と思う人も多いはず。
でも、このことは矯正治療をしていく上でとても重要な事なんです!!
なぜなら矯正治療を行う上で先ほどの質問の答えが正しくなかった場合、『MFT』と呼ばれるトレーニングが必要になるかもしれないからです。
MFTって何?
MFTとは「口腔筋機能療法(=myofunctional therapy)」の略で、歯並びをとりまく筋肉の働きを整えるための訓練法です。
歯は内側からは舌の、外側からは唇や頬といった、筋肉の圧力を常に受けています。
この筋肉のバランスに偏りがあると、
・矯正治療期間が長くなる、あるいは治らない
・矯正装置をはずした後に再び歯並びが正しくない位置に動く
などの悪影響が出てしまいます。
このMFTをおこなうことで筋肉のバランスを整え、正しい歯並びの形を保つための環境作りを行います。
では、どういったときに筋肉のバランスが崩れるのでしょうか。
その大きな原因の一つが『舌癖』です。
舌癖って何??
舌を常に歯に押し付けている、舌を噛んでいるなど文字通り『舌の癖』のことです。
この癖により
・歯並びが悪くなったり
・発音が悪くなったり
・正しい飲み込み方(嚥下)ができない
などの影響がでたりします。
正しい舌の位置とは。
MFTのトレーニングの中でも基礎になるのが、普段無意識でいる時(安静時)の舌の位置です。
安静時の舌の先は、『スポット』という場所にあるのが正解です。
スポットの位置を確認しましょう
舌で上の前歯の裏側をさわってみてください。
そこから少し後ろに舌をずらしていくと、ふくらみがあるのがわかりますか?
ここがスポットです。
安静時、舌の先を軽くとがらせた状態で置くのが理想的な舌の状態です!
テレビを観ている時、仕事中、パソコン・携帯を見ている時、舌はスポットに置くように意識しましょう!!
上の画像の矢印の位置がスポットです。
とはいっても実際に無意識の間、舌の先をスポットに置いていくというのはとても困難です。
そこで大切になるのがMFT、なのです!
MFTのトレーニング詳細
MFTは専門的な訓練をした人が、直接指導をする必要があります。
そのためここでは具体的・詳細な内容は省かせていただきます。
いつ、どこで練習するの?
MFTは矯正治療と同時進行、あるいは矯正治療前に行うことが多いです。
クリニックで指導されたトレーニング内容を、テキストを見ながら(あるいはボイスレコーダーに吹き込まれたレッスン内容を聴きながら)自宅で練習します。
何を練習するの?
個々のレベルに合わせてレッスンが進んでいき、正しい舌の位置や食べ方、飲み込み方、発音の仕方を練習していきます。
一日の練習時間は?
1日のレッスン時間は10分弱になることが多いです(ストローをくわえるような練習を行うと時間は長くなりますが、慣れればテレビを見ていてもOKです)。
これなら頑張って続けられそうですよね。
舌癖を改善するためには、毎日のレッスンが一番の近道です!!!
いかがでしたか?
MFT、舌癖という言葉を初めて聞いた方も多かったのではないでしょうか?
これから矯正治療を始めようを考えているみなさん!
矯正治療をスムーズに進められるよう、普段の舌の位置を確かめてみてくださいね。
この3つが肝心です。
・舌の先はスポット
・歯は噛まずに上下の歯が軽く触れる程度に
・お鼻で呼吸する
既に矯正ライフ中の皆さんも、もう一度意識してみてください。